今月のキーワード|2009年12月アーカイブ

ユニクロ、ニトリ、マックが業績を伸ばす
デフレが進む中で業績を伸ばしているのは、ユニクロ、マック、ニトリなど、低価格路線を追求する小売企業、飲食業だ。
マックは、コーヒー無料キャンペーンや、一回り大きなハンバーガー「クォーターパウンダー」が人気を集めた。ユニクロは、保温性の高い肌着「ヒートテック」や定番商品のフリースが売れたし、低価格ジーンズは低価格競争の火付け役となった。また、創業60周年では大掛かりな記念キャンペーンとして、1万円の現金が10万人に当たる総額10億円還元のラッキーカード配布をはじめ、「記念キャンペーン特別価格商品」などを盛大に実施している。

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お歳暮も節約競争地域最安値2千円台ギフト」登場
百貨店やスーパーなどの歳暮商戦でも、「他社より安い」セールスポイントや2千円台のギフトが登場。節約志向を強めている。
「地域で一番安い店」がキャッチフレーズの西友は、自社の歳暮用カタログ掲載商品で、客が持参した他社のカタログの方が安かった場合、同じ価格に下げて販売する。
そごうと西武百貨店は「2000円台ギフト」と名付け、少量の詰め合わせを販売、さらに、大丸は早期申し込みで最大15%を割り引く「冬の特選ギフト」の対象商品を拡大し、値下げ競争で需要獲得を狙っている。

コンビニは「低価格路線」を強化 「200円台弁当」「105円惣菜」登場
コンビニも、節約志向の高まりで売上高が前年を下回り、打開策として低価格の惣菜や弁当を販売する動きが広がっている。
「ミニストップ」はイオンのスーパーで売っている、安いプライベート・ブランドの惣菜を売り出した。「デイリーヤマザキ」はコンビニとしては珍しく200円台の弁当を販売している。

268円均一も登場!激安居酒屋が急増
料理やアルコール類を全品300円以下の均一価格で提供する「激安」居酒屋が急増。食材の一括大量調達や人件費の抑制で、通常より1~2割の価格ダウンを実現している。
料理を5~6品、ビール2杯を飲んでも1人当たり2000円程度となる低価格が、消費居酒屋チェーンのてこ入れ策のようだ。
大手居酒屋チェーン業界では、低価格政策を展開する「金の蔵」、最安の「268円」均一店「厨房うちくる」を展開するモンテローザなどが注目されている。

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低価格路線への対応策
不況の中で、低価格化はやむをえない状況だが、低価格政策はコスト削減を伴うから、人件費削減などでお客様へのサービス低下を伴う場合が多い。
こうした低価格路線への対策には、生活者のニーズにあったよりきめ細やかな対応が必要となり、「販売する商品の質・品揃えを強化する」「対象を特化する」「サービスを強化する」などの対応策が考えられる。
1.「販売する商品の質・品揃えを強化する」
量的販売に対する低価格路線に対しては「品質や品揃え」がある。より高品質な商品での対応や販売商品を絞り、そのジャンルでの品揃え強化を図る対策だ。また、セット販売による販売対応もある。
2.「対象を特化する」
価格対策に対応する2つめの対策としては、生活者により密着する戦略がある。販売する商品のターゲットを明確に、ニーズにあった対応を強化することだ。例えば、「単身者向け」「シニア向け」「アラサー向け、アラフォー向け」などがある。
3.「サービスを強化する」
3つめは、「サービス」の強化である。商品だけを販売するのではなく、「商品を届ける」「修理する」「商品の使い方の相談に乗る」などのサービスを強化することで、生活者により役立つお店になることだ。