役立つ生活者データ|2010年2月アーカイブ

不況で元気がない生活者にとって、健康は最大の関心事になる。そんな時、株式会社マーシュが「健康と備えに関する意識調査」をインターネットリサーチで実施した。調査対象は関東圏及び関西圏在住の20~69歳男女で調査時期は2009年9月。

1.自分の今後の健康に不安を感じるが7割
自分の健康に不安を感じる割合は、「非常に不安」が15.4%、「不安」が54.0%、「あまり不安ではない」が28.9%、「全く不安ではない」が1.7%であった。不安を感じている割合は69.4%と、全体の約7割という高い結果となった。

2.不安を感じている病気は、「がん」が何と65%
自分の健康に不安を感じる人に、具体的に不安を感じる病気を聞いたところ、「悪性新生物(がん)」が64.8%と群を抜いて高かった。2位「脳血管疾患」が39.0%、3位「心疾患」が30.3%と続いた。ちなみに、平成20年の死因順位は、1位「悪性新生物(がん)」342,849人(30%)、2位「心疾患」181,822人(16%)、3位「脳血管疾患」126,944人(11%)の順となっており、1位は同じだが、2位、3位が逆転している。( )内は、同年の総死亡数1,142,467人に対する割合。

3.病気になった際、不安に思うことは「治療費などの出費」が8割
病気になったとしたら、不安に思うことを聞いたところ、「治療費などの出費がかかる」が81.7%と、圧倒的に高かった。次いで、「収入が減る・途絶える」が50.8%、「病院選び」42.4%と続いた。(表1)

4.重い病気になった時、高額でも治る見込みが高い治療法があれば、受けたい7割
高額な治療に関する受療意向は、71.9%が「受けたいと思う」、28.1%が「受けたいと思わない」と回答した。病気になったとしたら不安に思うこととして、「治療費などの出費がかかる」の選択率が高かったが、高額な治療の受療意向は多くの人が有している結果となった。

5.「先進医療」を知っている人は5割
先進医療の認知度に関して、「詳しく知っている」が5.3%、「詳しくではないが、知っている」が42.0%、「名前を聞いたことがある程度」が43.9%、「知らない」が8.8%であった。先進医療の認知度は、約半数の47.3%という結果となった。

6.重い病気になった時、先進医療を受けたいが86%
先進医療の受療意向を、概要を伝えた上で聞いたところ、「受けたい」が85.9%、「受けたくない」14.1%という結果となった。(先進医療とは、最新の医療技術として、厚生労働大臣がその種類・医療機関を定めたものを指す。高い治療効果が期待される一方で、先進医療に係る費用は全額自己負担となるため、一般の保険診療の場合と比べて、費用を多く負担することになる。例えば、悪性腫瘍に対する陽子線治療の場合、1件当りの費用の目安は約290万円となる。

7.今から医療保険に加入するなら、先進医療の技術料が保障されるもの3割
先進医療費を保障する保険の加入意向を、先進医療を受けたいと答えた人に尋ねたところ、「加入したい」が32.7%、「どちらかといえば加入したい」が53.9%と、加入の意向を示した人は86.6%であった。

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http://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2110.html